話題のないお菓子があるんだな　塩あんびんとは

今日のツイッターのトレンドとして、#話題のないお菓子があるんだな　というものがあります。この話題は、お菓子を食べるときにいつもありがちな料理の感想を書くのではなく、話題のないお菓子だけについて評価を行うことを指しています。

最近では、SNSなどで友だち同士で、よくあるお菓子について話題性を持たせていることも多々ありますが、話題のないお菓子に関しては、そういった話題が少なくなっています。この話題を活性化させるべく、皆さんが最近食べたお菓子についてフィードバックをしているのが、#話題のないお菓子があるんだなという話題です。

#話題のないお菓子があるんだなという話題を活用するには、特定のお菓子を選んでコメントをつけるのが一番です。例えば、塩あんを投稿するときには、あんのおいしさを検証することで話題性を持たせていくことができます。また、塩あんを食べた皆さんが、そのおいしさをシェアする通りティースタイルにかかわらず、あんのスタイルを投稿すると、おいしいものを食べるとともに、話題性の高い話題を活性化させることが可能です。

話題のないお菓子でテーマを設定して、友だちと議論したり、友だちと全国のどのあんが一番おいしいかを競争したり、専門家のコメントを聞いて話題をさらに深めようとするなど、アイディア次第でお楽しみいただける内容に仕上げることもできます。
#話題のないお菓子があるんだなという話題を活用すれば、料理系コミュニティなどの場では、毎日新しい話題が出せるようになるでしょう。友だちとの話題だけでなく、自身のギャップを克服するという大きなメリットもあるので、#話題のないお菓子があるんだなという話題を多くの人々が活用してくれると嬉しいです。

塩あんびんとは

塩あんびんとは、「砂糖をまったく使わずに塩で味をつけたあんこを包んだ甘くない大福」のこと。

• 主な伝承地域

  久喜市、加須市、行田市

• 主な使用食材

  もち米、小豆

• 歴史・由来・関連行事

  久喜市や加須市、行田市といった埼玉県北部から東部にかけての地域では、新米の収穫を祝い古くから「塩あんびん」を食べてきた。「塩あんびん」とは、砂糖の代わりに塩を使って味付けしたあんをもちで包んだもののことで、小豆やもち米本来の甘みを塩が引き立てているのが特徴。現在では甘いあんが主流だが、こちらは江戸時代中期に生まれたもので、当時砂糖は大変貴重だったため、庶民はめったに口にできなかったと言われている。「塩あんびん」が伝わる地域では、地元民の身近な郷土料理のひとつであるが、収穫祝いを始めとするハレの日に多く食べられてきた。

• 食習の機会や時季

  農家では、もち米の収穫を迎え、お祝いの行事をする時に食べられていた。また、桃の節句や端午の節句、初誕生日などの子どものお祝いの日には、手作りの「塩あんびん」を親族に送ることがある。紅色の甘いあんこの大福と「塩あんびん」が紅白の「あんびんもち」として、ハレの日に供されることもあった。ほかにも、4月15日および10月15日のお日待ちや9月1日　の稲の実りの前の豊穣祈願や贈答などを行う八朔などの行事でも食べられていた。1歳の誕生日までに歩き始めた子どもに10個ほどの塩あんびんを背負わせ、成長を祝う風習もあるようだ。

• 飲食方法

  やわらかく炊いた小豆に塩を入れ、よく練る。もち米は一晩水に漬け、水を切ったら約1時間蒸しあげ、餅つき機でつく。一個分ずつに餅を分け、平たくのばした真ん中に塩あんをおき包む。やや平たい丸に成形する。砂糖を付けて食べるのが一般的だが、醤油を付けて焼くこともある。

• 保存・継承の取組（伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について）

  家庭でつくられているほか、県内の和菓子店などで購入できる。