3年間会社をフルリモートにして気づいたこと

コラム
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【3年間会社をフルリモートにして気づいたこと】

弊社コロナ禍で2020年4月にオフィスを廃止してフルリモートになりました。

3年間で気づいたことをまとめてみます。

・弊社の背景

リモートワーク自体は東日本大震災をきっかけに2011年から取り組んでいました。僕地震は諸事情から2018年からリモートワークしてました。オフィス廃止して完全フルリモートになったのが2020年です。

【メリット1】個人の時間が増える

通勤時間がなくなるので個人の時間が増えます。個人からすると法律上も通勤時間は労働時間に当たらないので、通勤時間は個人の責任で消費するものになります。通勤時間を有効活用する方法はありますが、通勤中にできることのほぼ全てはもっと有意義に自宅でもできます。 1日片道1時間を通勤時間で消費していた場合、年間で約500時間の可処分時間が増える計算になります。個人の人生でできることの幅がとてつもなく広がります。

【メリット2】柔軟な時間の使い方ができる

わかりやすいところで言うと、荷物の受け取りなんかはリモートワークだとめちゃくちゃ便利ですね。あとは自宅の点検みたいなのがある場合も柔軟に対応できます。 細かいところで言うとお昼休みなんかも工夫次第でできることの幅が広がります。自宅にいるのでお昼休みの間にある程度の家事を片付けてしまったりということも可能になります。

【メリット3】子育てしやすくなる

誤解する人が多いので最初に断っておきますが、まだ小さな子供をリモートワークしながら並行して実施するのはめちゃくちゃ難易度が高いです。リモートでも基本的に保育施設に預けた方が良いでしょう。 子育てしやすくなると言ったのは、リモートだと子供の送り迎えがやりやすくなったり、子供の食事の準備等をやりやすくなるからです。オフィス出勤だと完全に無理ゲーになることもフルリモートだと実現できる可能性があります。 弊社ではまだ事例はありませんが、今後は育児だけではなく介護でもフルリモートの必要性は増してくると思われます。

【デメリット1】運動不足になりやすい

フルリモートは良いことばかりではありません。デメリットも紹介すると、一番のデメリットは運動不足になりがちなところです。 毎日の通勤、退勤があるとそれなりの距離を毎日歩いて運動していることになりますが、これが全部なくなるので自分で体を動かすようにしないとあっという間に運動不足になります。

【デメリット2】コミュニケーションが難しい

正直最初の頃は、今はチャットがあるからコミュニケーションは問題ないと思っていました。しかしこれは全然甘かったです。 事実を伝えるだけならチャットでも十分です。そして「伝達だけならチャットで充分」というのが落とし穴でした。 テキストコミュニケーションは誤解を生じやすいコミュニケーション手段です。こちらにそんなつもりはなくとも、必要以上にネガティブに相手に伝わってしまうこともあります。 もちろん同じことは対面コミュニケーションでも生じることはあるのですが、テキストコミュニケーションだとネガティブな要素が対面よりも5倍にも10倍にもなって伝わってしまうことが多いということが最近わかってきました。 「テキストコミュニケーションの難易度はとてつもなく高い」という事実は理解しておいた方が良いです。

【デメリット3】不正が起きやすい

小さなところで言えば、社員がサボることも不正の1つかもしれません。でもこれは成果を評価することである程度回避できます。 厄介なのはもっと悪質な不正行為です。オフィスで周囲の目がないという環境のため、しっかりと仕組みをつくっておかないとモラルの低い人達にとっては天国のような環境になってしまうでしょう。 ある程度は仕組みによって不正行為も回避できますが、これもいたちごっこの部分もあります。権限をもった管理者が不正行為をやろうと思ったら完全には回避が難しい場合もあると思います。 リモートワークではオフィス勤務以上にモラルのある人員を集めることが必要になってきます。

【まとめ】

弊社はフルリモートという選択をしましたが、リモートワークもオフィス勤務も万能ではありません。どちらにもメリットもデメリットもあり、どちらの方が一方的に優れているというものではありません。 それぞれの特徴を正しく理解して自社の働き方に適用することが必要だと思われます。

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