新型コロナウイルス感染者との接触を知ることができるアプリが2020年6月20日よりリリースされました。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application
と鳴り物入りで発表されたアプリだったのだが、結局
2021 2/3 新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」に不具合が見つかり、少なくともアンドロイド版で去年の秋以降、感染者と接触した可能性のあるアプリの利用者に通知が届いていないことがわかりました。COCOAにはiSO版とアンドロイド版がありますが、このうちおよそ3割の利用者が使っているアンドロイド版で不具合が見つかり、去年の9月末以降、感染者と接触した可能性のある人に通知が届いていないことがわかりました。 COCOAのダウンロード数は2日時点であわせておよそ2460万件で、陽性の登録者は1万件を超えています。厚生労働省は、今月中旬までに改善するとしています。
3割通知来てないってことは800万人ってことで、役に立ってなかったのだな。
これ、キャリアに強制的にインストさせるべきアプリだと思うんだが、あまりもインストしてないなというイメージ。てっきり8割ぐらいインストしてるかと。
さて、そんなアプリを開発したのは元々、
![](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/d/-/img_0db83ba82752d05a85d2e323a821e256845031.jpg)
有志で集まったエンジニア集団「COVID-19 Radar Japan」が無償で開発したものである、
そしてCOVID-19 Rader JAPANの開発したコードを、厚労省が委託したベンダー企業のパーソルプロセス&テクノロジーが今後維持・調整をすると。
という訳で、現在は厚生省そしてパーソルプロセス&テクノロジーが責任を取るはずなのだが。
cocoa業務の流れ
![](https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/05203/topm.jpg?20220512)
パーソルプロセス&テクノロジー(工程管理)
![](https://www.persol-pt.co.jp//common/images/common/og_img.png)
40年以上のSI・ITサービスで培った技術力とパーソルグループのサービス開発実績により、システム開発の上流工程(コンサルティング・設計)から下流工程(開発・テスト)までの全ての開発工程を、戦略パートナーとしての総合力でワンストップで提供いたします。また、アプリケーション開発やネットワーク構築なども各分野のプロフェッショナルが幅広い領域のニーズにお応えいたします。
以下略
日本マイクロソフト(工程管理、技術支援)
エムティーアイ(保守開発)
![](https://www.mti.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/ogp_mti.png)
フィクサー(保守、監視、HER-SYS連携開発)
![](https://www.fixer.co.jp/icon-sns.png)
エムティーアイがさらに再々受託
イーガーディアン(利用者サポート)
![](https://www.e-guardian.co.jp/resources/img/ogp2.png)
ディザイア―ド(保守管理)
詳細不明
多分こっから下請けあるんじゃなかろうかねえ。
厚生省からしたら「パーソルプロセス&テクノロジー」に原因理由を聞くのだが、これだけ広範囲だと、「パーソルプロセス&テクノロジー」は全く把握できてないだろう。
しかも保守に当たる気はするが、どこが担当なのかさっぱり分からん。
元々COVID-19 Rader JAPANの開発したコードではあるが、
厚労省がそのコードを保守管理委託した上に、開発元は無償善意のため責任はない。
![](https://marine-snow8817.jp/wp-content/uploads/2021/02/CEUMeF0UIAAw41i-1-723x1024.png)
無償でできた有益なアプリを維持管理間違えてごみアプリと化してるねえ。国にはアプリのめんどうさを知らなかったようだ。
納品したら維持管理だけでいい品ではないのだよ。
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