携帯カイロ
冬の寒さ対策としてのひとつにカイロがあります。
ホームセンターやドラッグストアなどで見る、使い捨ての貼るカイロや普通のカイロなどがありますが、カイロの一種に燃料で温める携帯カイロとして「ハクキンカイロ」があります。
使い捨てカイロと違いほぼ捨てるものは出ません。
初期投資として5000円ぐらいかかりますが(燃料代(約半月)込み。)使い捨てのカイロよりはすごく温かいです。
別名「ハンディウォーマー」とか、「ポケットウォーマー」とか言われてますが、こんなやつです。
ハクキンカイロ
ハンディウォーマー(ZIPPO)
ZIPPOから販売されているのは、「ハクキンカイロ」のOEM品です。ライターだけじゃないのですね。
ZIPPOのライターを使ってる方はこちらの方がお勧め。
その他
ハクキンカイロのコラボ品があります。ゆるキャン△などが有名です。
カイロを入れるフリース
このハクキンカイロは、冬の寒さ対策の定番で、
・通勤通学など外出時
・キャンプや釣りのアウトドア
・バイク乗り
・外でのお仕事に
に効果を発揮します。燃料を補給する必要と、ワンシーズン1回火口( 3か月に一回(100回使用目安) )を交換する必要がありますが、ほぼ半永久的に使えます。
ハクキンカイロの詳細(ZIPPOですがOEMなのでデザインと仕組みはさほど変わりません。)
ハクキンカイロを使う際の燃料と消耗部品について
ハクキンカイロ を使う際には、燃料が必要であり、また使うシーズンごとに火口(バーナー)を交換する必要があります(三か月交換)。
燃料としてベンジンが必要
ドラッグストアやホームセンターにはたいていあると思います。染み抜き用のベンジンもありますが、中に不純物(洗剤等)が入っておりカイロに使うと火口の消耗が激しくなります。必ずカイロ用を使用しましょう。(カイロ用のベンジンは染み抜きに使えます。)
臭いが気になる方は、ZIPPOのオイルも使えます。
残念ながらベンジンに比べると値段が高いのですが、臭いは圧倒的に少ないので、臭いの気になる方はこちらを勧めます。ライターのオイルなのでドラッグストアやホームセンターだけでなく、ライター扱うコンビニ、スーパーでも手に入ります。
三か月ごとに火口(バーナー)交換が必要
三か月使用したら交換する部品です、大体三か月使うとカイロの温度がぬるくなったり、火が付きにくくたりしますので、交換する時期です。
なお、ハクキンカイロ、ZIPPO共に共通部品を使ってるため、どちらでも使用可能です。
共通部品のはずなのですが、人によって思いっきり評価の差のある部品になってます。ネットで手に入れる際の評価欄はよく読んでおきましょう。一応思い当たる理由があって。
共通部品のはずですが
ハクキンカイロはカイロ用ベンジン、ZIPPOハンディーウォーマーはZIPPOオイルを使用するのが基本となってます。
どちらも危険物第4類・第1石油類・危険等級IIの同じ種類の燃料であるのですが、値段で分かる通り何かしら違うものです。
だから、 ハクキンカイロはカイロ用ベンジンで、 ZIPPOハンディーウォーマーはZIPPOオイルでパフォーマンスが良くなるようになってるため、火口もその部品じゃないと最適なパフォーマンスができないのではないかと思われます。また、ZIPPOの火口をバーナーで炙れと言われるのは、写真にある様に茶色のコーティングを焼き切らないと(最初だけ)パフォーマンスが出ないためです。
その他にも、中綿と火口の触媒部分の位置によってはパフォーマンスが下がるため、この点も評価の上下にかかわってくるかと思います。
中綿交換
カイロの中に使われてる綿です。公式では5年に一回ぐらいといわれます。
交換時期はオイルを24時間分入れて逆さにひっくり返したときに漏れるようならば交換ですが、そうそうないと思います。
交換綿はコットンですので、ドラッグストアなどに脱脂綿であります。
交換は簡単ですので、googleで探してみましょう。
ハクキンカイロの利点
1.使い捨てカイロの約12-13倍の熱量
2.最大約24時間保温
3.交換部品はあれど、何年でも使える
4.維持費用はオイル代と交換部品だけ
5.最初に火が必要なのは触媒作用を促すため
説明
1.2.一回20ccの燃料で、およそ50℃ぐらいの熱を24時間維持してくれます。
13倍の熱量というのは、総熱量を比較した数値で「一度の燃料で長持ちする」という意味。
燃料の量によって、保温時間は変わります。
3.4燃料は使えば毎日、火口と呼ばれるパーツは3か月に一回(100回使用目安)、中綿が3-5年に一回交換する消耗品があります。それを交換すればほぼ一生使えます。
5.一度温かくなれば、その熱でベンジンを触媒作用を起こして温かくなりますので、ベンジンが燃えてるわけではありませんので、危険は低いです。
ハクキンカイロの欠点
残念ながら、利点もあれば欠点もあります。大人が使う分には問題ないのですが、子供が使う場合は、火を使うため注意が必要です。
1.最初に火が必要
2.温かくなるまで時間が必要(10-15分)
3.強風と低温と水にすさまじく弱い。
4.一度火を入れたら、途中で消せない。また、入れた燃料を戻すのも厳しい。
5.匂いがある。
6.燃料の取扱いに注意が必要。
説明
1. 触媒作用 を起こすため最初に火を使う必要があるのですが、近年ライター持ってる人が少なくて。また炎じゃないとダメなので、IHコンロはダメだし、ニクロム線もダメです。(ターボライターはおkだった)ZIPPOライターがお勧めなのは、オイルがカイロ燃料としても使えるし火が使えるという理由です。
2.すぐに温かくという訳ではないので、注意が必要。
3.例えば雪の中に温まってる「ハクキンカイロ」突っ込めば、一発で消えます。急激な温度低下にはすさまじく弱いです。水に弱いのは想像通り。強風に弱いのは仕組み上触媒作用が進みやすくなり燃料が早く無くなるからです。
4.消す方法としては、火口(バーナー)を外せば消えるのですが、当然火口は熱いです。また燃料は残ってしまいます。灯油と違って気化しますが。
5.ベンジンを使うので、どうしても臭いがでます。アロマオイルをフリースに付けるという技もありますが、匂いですので人によって異なります。ベンジン代わりにZIPPOのオイルが燃料として使えます臭いは少なくなるのですが、値段が若干張りますので、使ってみて考えてみるとよいでしょう。
室内だとZIPPOのオイルがいいですが、室外だとどっちでもいいと思います。
6.ベンジンは危険物第4類・第1石油類・危険等級IIに相当します。揮発性が高いので引火もしやすく注意が必要です、使い切る量を入れましょう(カイロに燃料を入れすぎると、燃料がこぼれて、触媒反応ではなくて、カイロが燃えます。)。
その他元々ベンジンはシールはがしやシミ抜きに使われているため、肌に直接触れると皮膚の油分が溶けて皮膚が荒れます。
その他
季節ものなので、冬になると値段が上がります。特に火口(バーナー)は値段が上がったり、品切れになることもあるので、なるべくシーズン前の使う前に手に入れましょう。
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