ニュースによると
ロンドンの王立獣医学校(RVC)によると、猫の大量死の原因は血液の病気「汎血球減少症」で、血中の白血球、赤血球、血小板が減少する症状が起こるという。
今年2月に初の症例が報告されて以来、8月16日時点で555件の症例が挙がっており、死亡率は63%。この報告はイギリス国内の一部に過ぎないため、実際はさらに多くの猫が死亡したと考えられる。
RVCは5月下旬にこの病気に罹患する猫が急増したことで注意喚起を行ったが、現在のところその原因は正式には特定されていない。
RVCと英国食品基準局(FSA)は、猫の大量死を引き起こした原因を調査中だ。FSAは、6月にリコールされたSainsbury社の低アレルギー性キャットフード、Pets at Home社のキャットフード「Applaws」「AVA」を含む複数の商品を調べている。
Fold Hill Foods社も6月に予防的措置として一部ペットフードを自主回収。
同社の広報担当者は、「私たちは猫を飼っている者として、この状況がどれほど動揺を与え、ストレスになるかを十分に理解しています」「なぜイギリスで汎血球減少症の症例が増加しているのかを早急に解明する必要があります」と明かした。
FSAは7月16日の声明で、リコールされたキャットフードのサンプルの一部からマイコトキシンが検出されたことを発表した。
マイコトキシンとは、さまざまな食品に発生するカビの有毒化学物質だ。
ただFSAは「マイコトキシンはさまざまな飼料や食品に広く含まれており、これ自体が猫の汎血球減少症の原因であることを示しているわけではありません」と述べている。
FSA及び規制当局は今後も調査を継続し、キャットフードに含まれる可能性のある毒素について、より広範なサンプルを調査する予定だ。
イギリスで回収されているペットフードは下記のリンクより
日本では
日本で回収されているのは二社、
九州ペットフードとアイシアの2社です。猫に使ってはいけないプロピレングリコール(保湿剤)
が混入されていたからです。
プロピレングリコール はネコが摂取すると赤血球にハインツ小体の増加や赤血球数の変化などがみられます。
イギリスのマイコトキシンとは違いますが、 猫に使ってはいけないプロピレングリコール ですのでもしこの二社の猫のペットフードの内該当するものを購入されてる方は、速やかに連絡しましょう。
また、犬には プロピレングリコール は影響出ませんので、当然犬用の餌には含まれていることがあります。犬猫両方飼いの方も気を付けましょう。
相談先
九州ペットフードの商品購入の場合はこちら
アイシアの商品購入の方はこちら
プロピレングリコールとは
プロピレングリコールは、グリコールに分類される有機化合物で、溶媒や保湿剤として様々な用途に使われます1。しかし、プロピレングリコールによるアレルギーや肌トラブルが報告されていることもあります2 3。特に猫や犬に対しては毒性があると言われています4 5。プロピレングリコールの使用量や安全性については、製品の成分表示や注意書きを確認することが大切です。
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